築年数が100年近い古民家に不安を覚え、不要な土地を売って建て直すことに。これからの両親との生活を考えて出来る限りのバリアフリーも。
最初にOさまをご紹介いただいた時に、家を建て替えたいけど不要な土地も出来るなら売却をお願いしたい、という事でした。
家の計画より前に土地全体の測量と売却計画、資金計画を立てて、さまざま並行しながら進めていきました。
最終的には一括で土地を売却し、母屋を取り壊すことを念頭に置きながら新たな家の計画に時間を割きました。
母屋を一旦残して新しい家が建ってから住み替え。
この後、手前の母屋は取り壊した。
所有されている土地に余裕があった為、新しい家が建つまで変わらない生活をし、
ゆっくりと住み変わることが出来ました。
これは引越しが一回で済み身体に負担が少なく理想的ですが、
建て替えのお客さまでなかなかそのように出来る方は少ないですね。
母屋が解体されて家庭菜園として活用。
新しい家の計画では大人4人がプライベートスペースを確保しつつ、
特に趣味の部屋を完備したいと言うお申し出をいただきました。
その趣味とは…
爬虫類の飼育が趣味。
水槽や設備も全て図面の段階から配置を計画しています。
一階に趣味のスペースを確保した理由の一つに水槽の管理がし易いからです。
大型の水槽を洗うにはやはりそのまま外で洗うのが効率的です。
掃き出し窓からそのまま外に出れば洗い場が常設されています。
水槽の中にいきものを入れる前なので写真が面白くなくてすみません。翌日には全ていきもののお引越しも完了しました。
一階リビングは主にご両親の生活スペース。陽が適度に入り明るく過ごし易い。
なるべく玄関から近くて、外にも直ぐに出れるように計画しました。
玄関ホールは畳のように見えるフロアカーペットを敷き詰めた。高級感も勿論だが本物の畳と違って耐久性もあり、更に沈むこともないので生活し易い。
畳のように見えるフロアカーペットですが、単なる偽物では無くてメリットも多く、
何よりも使い易くて長期的にも経済的だと思います。
一階ご両親の寝室。
基本的には全て一階で完結できるように収納スペースも多く確保されている。
２階部分はご兄弟それぞれのプライベートスペースです。
思い思いに部屋の中はデザインした。単なる空間も良いがご兄弟も既に50歳を超えているので細かく検討した。
２階にあるご兄弟も共有の納戸。入れるものもほぼ決まっている。
２階にも洗面台を。ちょっとした水場は忙しい朝には必要。
土地の有効活用も考え方次第では大きく結果に差が出ます。
希望通りに進めるためにはしっかりとした段取りが必要です。
内的要因としてはご家族の希望をしっかりとお聞きしての判断と
外的要因にも市場の相場も含めて検討が必要です。
Oさまとは良く一緒に検討してほぼ計画通りに全て完了しました。
