昔からご近所に愛されている居酒屋さん。そして老舗の酒屋さん。息子さんご夫婦との生活を愉しみに二世帯住宅を建築された。
大井川近く、周りは田畑が残る住宅地。
交通の便はとても良いのですがとても静かな場所にある酒屋さん兼居酒屋さん。
一昔前までは飲める居酒屋さんは様々な場所にありましたが、
今では貴重になったかもしれません。
酒屋さんの奥には居酒屋さんが併設されていて、主に午後からご近所の方々が立ち寄り夕方過ぎには閉店される。
最初にお話を伺った時には夜まで営業しないなんて勿体無い、なんて思いましたが、
それぞれの場所でそれぞれの生活スタイルがあって、地域コミュニティが発達しています。
外構工事中。店舗の看板もこれらですが白くおしゃれな建物に変身しました。
建物南面の写真。陽当たりも良くて洗濯物も乾きます。
２階部分は主に息子さんご家族のスペース。
２階リビング。完全二世帯住宅なのでキッチンなどの水まわりは全て別。
生活サイクルが全く違うのでお互いに気を遣わないように設計しました。
息子さんご夫婦のちょっとした遊び心をこのペンダントライトに。
２階子供部屋。将来間仕切れるように予めドアを二枚用意した。
上の写真のようにお子さんが小さい時には遊び部屋として広く、
プライバシーを確保したくなった時には最小限の費用で間仕切り出来るように、
予め考えられる事はコンセント一つとっても全て配しました。
下の写真から一階。
一階共通玄関。
収納を兼ねたシューズクロークを階段下を使って作った。段板は自由に高さ調整が出来るようにした。
玄関から入るとそのままシューズクロークへ。明るさを確保できるように工夫した。
お店を営んでいるのでご家族専用の玄関はなるべくゆったりと広めに設計しました。
それぞれのスペースへのアクセスもお互いになるべく影響ないように工夫しました。
一階はお父さん、お母さんご夫婦の部屋。そのまま直ぐにお店に出られるようにし、それでいてプライバシーも確保した。
お仏壇スペースはお線香の香りがこもらないように仏壇の上に専用の換気扇を設置しました。
お線香の香りがお店に行かないようにちょっとした工夫。
下の写真からは一階の居酒屋さんと酒屋さん。
昼間の時間の大半はこちらで過ごすことが多い、お父さんとお母さん。
だからこそしっかり作り込みました。
居酒屋さんのカウンター。ちょっとした物を提供できるように調理スペースも。
カウンターを利用する方は基本的にはいつも一緒。
お話しするのが楽しく、居心地が良くなければ困ります。
お父さんとお客さまの距離感が大切になりますね。
カウンターの背中には小上がりスペース。畳四枚分の居心地を最優先した作り。
壁にも照明を入れて間接照明が良い雰囲気を作り出しています。
テーブルが2台入ります。
奥の壁は白い部分hが少し引っ込んでいて上から光が照らされ、とても明るくおしゃれな雰囲気です。
奥の居酒屋さんスペースと酒屋さんは繋がっていて、
お客さまは酒屋さんを通って居酒屋さんに入ってくる導線です。
写真真ん中部分は酒屋さんのレジスペース。レジの横から居酒屋さんに入ります。
本当はもっと多くの写真がありますが、スペースの関係でここまで。
とても明るく楽しいご家族が住まわれる店舗兼住宅でした。
