清水区/Mさま邸 木造軸組工法(在来工法)2階建て

自宅の真横を流れる深い側溝が溢れ家の中に汚水が…。建て替え工事でそれをクリアし、住みやすくデザイン的に納得のいく家になるか、を問いた家。

自宅の真横を流れる深い側溝が溢れ家の中に汚水が…。建て替え工事でそれをクリアし、住みやすくデザイン的に納得のいく家になるか、を問いた家。

静岡県内でも最近は様々な場所で記録的なゲリラ雷雨や線状降水帯が発生した、なんて話しが多い。

気温も夏場は35℃を連続して平気で越え続け、家にいても熱中症になる、

なんて話しは日常茶飯事となった。

家の性能も大きく見直され、断熱性能や省エネ性能が格段にUPされた。

そのような中、清水区での巴川本流、支流の様々な場所での越水があって、

床上浸水などの大きな被害が令和4年にあり、全国的にも大きな注目を浴びた。

自宅の横を流れる巴川支流。普段は少ししか水は流れていない。これが一度大雨となると越水して大きな被害となる。

建て替え後の令和4年の水害でMさま邸は近隣に大きな被害はあったが車も含めて無事だった。

私も心配になって駆け付けたが無事を確認してホッとした。

 

一旦水害の話は置いといて、Mさま邸でのもう一つの難題だったのは軟弱地盤。

地盤調査では地面から深い場所に支持層(強く厚い地層)があり、

やはり地下水脈があって地面の下には川が流れているイメージ。

地盤改良工事には何種類かあるが、このような地下水脈がある場合はコンクリートを使った摩擦杭工事はコンクリートミルクが流されるので不採用。

今回は鋼管杭工事を採用した。

打ち込む鋼管杭。先端にはプロペラが付いていてグルグルと回しながら地中の支持層まで打ち込んでいく。

 

下に実際にこの現場で杭を打ち込んでいる映像があるのでご覧いただきたい。

あえて音楽やナレーションは入れずに実際の現場の音をそのまま収録してある。

 

また機会があればコンクリートミルクを使った柱状改良工事も映像があるので別のページでUPしたいと思う。

施工実績から少しかけ離れてしまったのでここから先は元に戻す事とする。

リビングは以前に比べて広く陽も多く入ってくるように設計された。

 

リビングの一部に光を多く取り入れるために吹き抜けのような天井が高い部分を作った。

 

お母さまの寝室。ウッドデッキがより開放感を引き立てる。左側の収納はこの後扉が設置される。

 

2階は若ご夫婦の家族スペース。

 

一階のリビングの天井を上げたので2階部分もこのように床が上がった。お陰で快適空間が副産物で出来た。