葵区/Tさま邸 木造軸組工法(在来工法)3階建て

葵区中心部の20坪弱の狭小地で3階建ての家を建てる。隣は大型マンション。光と風を計算し住み良い住環境を整えた。

葵区中心部の20坪弱の狭小地で3階建ての家を建てる。隣は大型マンション。光と風を計算し住み良い住環境を整えた。

静岡市葵区の古くからある商店街。

以前は借地で住居兼文房具店を営んでいたが、

やはり住み慣れた場所が一番とこの土地を地主さんから譲っていただき専用住宅として建て替え工事を行った。

東側全面に12階建てのマンションがあって朝日が厳しい。前面以外は全てギリギリまで建物が建っている。

建物解体後、土地の奥から広角レンズを使って撮影。整形な土地なので狭小地とは言え綺麗な土地である。

解体工事が終わった時にお父さまから『建物が無くなって少し寂しい』とポツリと言われたのが懐かしい。

この後、地鎮祭、実際に建設工事が始まり、建前(上棟)の頃に棟が上がった柱と梁だけの現場で嬉しそうなお顔をされていたのを今でもよく思い出す。

棟が上がる直前の写真。8月の暑い日だった。マンション側は唯一少し空間に余裕があるが敷地自体はギリギリなので足場は敷地をお借りした。

今見える柱の外周は外壁があるので更に敷地ギリギリの施工になってくる。

外壁を設置する方法としては構造、工法も含めて様々あるが、

この建物の場合は予め作った壁を内側から施工する方法を採用した。

(弊社の場合、木造軸組工法、木造枠組み壁工法(2×4)、重量鉄骨造、軽量鉄骨造、鉄筋コンクリート造に対応できる。これは建設業界では珍しい部類となるがお客さまのご要望にお応え出来るという事で技術的にも手前味噌ではあるが自慢出来る部分である)

この写真は完成前の外観写真。レアな写真で完成時の表情は大きく変わる。奥さまはこちらが好きだったと当初おっしゃってました。

上の写真と下の写真は同じ建物なのに大きく印象が変わる。

建築士からの幾つかのパースによる提案で最終的には可愛らしい外観を採用していただいた。

外観の最終形。石のようなものは勿論石ではなくてディズニーランドなどでも採用されている素材を採用した。

近くで見ても石。

デザインや好みは建てられるお客さまの個性や感性。

お客さまは家づくりの経験が乏しいのは我々プロはわかっているからこそ、

提案という押し付けがあってはならないといつも意識しています。

勿論お客さまの個性や感性を否定することはなくて、お客さまが選んだ気に入った建築士(設計士のことです)の提案やお客さまとの話し合いで納得するまでパースや図面を見ながら検討しています。

何度も訪れることは無い本当に楽しく贅沢な時間だと思います。