洋瓦と塗り壁の家。色合いがとても綺麗な洋館。インナーガレージ付きで土地を有効活用。
静岡市内に佇む、洋風にこだわった専用住宅。
学校の正門前にある建物なので毎日多くの人が行き交う。
公共性のある建物沿いは敬遠される事もあるが、防災に限らずメリットも多く、
長期間、住環境が大きく変わり難いところも大きい。
窓の配置はお客さまと建築士のこだわり。同じサイズのサッシに洋瓦の庇（ひさし）をデザインした。あえてこれだけの数のサッシを同じ高さ、等間隔にしたデザインは住宅ではあるようであまり見当たらない。
土地の３面が道路になっているので駐車のし易さは当初から気にならなかったが、
敷地自体は建物が大きく占有する設計としたのでその利便性を活かしてインナーガレージを採用した。
この後の写真は全て工事中の写真なのでお許しいただきたい。
工事中の写真だが玄関と駐車場が一体化されているのがおわかりになるでしょう。
写真の工事車両がとまっている裏側は雨に濡れない駐輪場があるが、
３方道路のメリットで建物横から自転車は入れられ、人は車の脇を通って玄関まで行くことが出来る。
キッチンに取り付けられているレンジフードは奥さまの指定。IHクッキングヒーターの場合はガスレンジほど余計な熱が出難いのでこのような特殊なレンジフードを採用し易い。
照明器具もダウンライトを中心にベースライトとして採用しているが、
奥さまがこだわった持ち込みの（施主支給）シャンデリアが幾つか配されていてアクセントとなっている。
残念ながら写真は撮り忘れてしまったが…。
ベースのダウンライトもデザインした配置。当然ペンダントライトを中心にデザインされている。
天井も照明器具や部屋のイメージに合わせてデザインし作り込んである。
写真の真ん中辺りにある棒みたいな物はこの後シャンデリアを設置した。
ニッチもお好みのデザインで。
写真は工事中のものだが、最終的に全てがお客さまの好みのデザインとなった。
これは建築士からの提案とお客さまのこだわりを予算を意識して具現化、最大限プロの知恵を活かし、
完成までこぎつけた私としても思い出深い建物となった。
