清水区/K邸 重量鉄骨造(S造) 2階建
店舗兼二世帯住宅。家族7人と釜揚げしらすの店を切り盛りする網元の家。
静岡市清水区と言えば『しらすと桜海老』が特産物として全国的にも有名だが、今回手掛けさせていただいたお宅はしらす漁の網元さん。
写真ではわからないが土地の形状がTの字になっているので店舗部分と住居部分を効率的に分けることが可能となった。
また一階の一部をしらす漁で獲ってきたしらすを釜揚げ加工し、販売出来る店舗として使用した。
特に獲りたての新鮮なしらすなので『生しらす』として販売出来るように販売スペースを区割りし、専用スペースを確保。地元の食通たちを唸らせる美味しさは、鮮度を保つしっかりとした管理が必要。
元気な声が飛び交う活気あるお店としっとりとした佇まいの住居部分が優しいお客さまの人柄をあらわしている。
店舗内は釜揚げスペースや釜揚げ仕立ての熱いしらすを冷ます特殊な設備がある。
販売カウンターは生しらすと生しらすを釜揚げしたしらすやちりめんじゃこで分離されている。
鉄骨造を活かして工場スペースは大きな空間を確保し柱がなく作業しやすい。
街中で周りは住宅に囲まれているので採光が採り難いがリビング上は吹き抜けとなって安定した光が注ぐ。
仕事の合間に観るお昼のNHKはお父さんやお母さんには欠かせない時間。
ゆったりとくつろげるようにリビングには和室コーナー、お仏壇とテレビが配置される。
2階はご夫婦とお子さまの世帯。
小さなリビングスペースにはご夫婦やお子さまの気のおけない仲間が集まってくる。