棟上げ(むねあげ)上棟(じょうとう)建前(たてまえ)など表現の仕方は様々ですが、ウィキペディアによりますと『日本では上棟式は建築儀礼の中で最も重視されてきた。竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われる。』とあります。
最近ではこれをカットして(お客さまも知らないうちに)完成引き渡しになることも多いようですね。
弊社のお客さまは特にお申し出がない場合を除いて上棟式をご紹介すると皆さま積極的にやられます。
完成して何年か経った後も一生に何度もある事ではないから上棟式をやって良かったと仰る方が多いです。
流石に木槍(きやり)までやられた方はいらっしゃいませんが大工さんに聞くと「需要がないので最近では歌えなくなった」と話していました。
似たもので地鎮祭(じちんさい)があります。その土地を守る氏神様に土地を利用させてもらう許可を得て、工事の安全を祈願するという意味があります。 これは建前以前の土地の神様を鎮める為の習わしです。
少なくとも地鎮祭はやられた方が良いと思います。
私も特に信心深いわけではありませんが、建築に携わる者として大切にしたい習わしですし、ご近所に『これから工事が始まります』とお知らせする意味でも必要かと思います。
現場の周りには騒音や地響きなどご迷惑をおかけする可能性がありますので挨拶まわりは重要です。
弊社の場合はお客さま共々関係者がご一緒して工事のご挨拶や日程などをお知らせにまわります。
上の写真は今月清水区内で上棟させていただいた写真の一部です。
ほぼ平屋の木造住宅です。